はてブhotentryとニュースサイトとアクセス数の件

byozineもたまにhotentryにはいっているが、私もそうおもう。
大手個人ニュースサイトなどに貼られたほうがよっぽどアクセスは伸びるし波も広がる。

いったいなぜか。

http://www.yukawanet.com/byozine/log/2007/06/hotentry.html

という記事が発端になって各所で盛り上がってたはてブとニュースサイトのアクセス数の件について今更書いてみる。

アクセス数のデータに関しては、いろんなところで述べられているのでココでは割愛する。基本的にはhotentryでもニュースサイトでも最大級に期待できるアクセス数に関してはあんまり違いがないという結論なんじゃないかと思う。

ただし、hotentryにはまなめさんのいう「hotentry格差社会」があって、そうとう上位(7位以上?)でかつキャッチーなタイトルでないとアクセス的には美味しくないみたい。つまり、GIGAZINEPOP*POPみたいなサイトはかなりはてブからアクセスを集めてると考えられそう。

一方、ニュースサイトは取り上げられさえすればニュースサイト間に波及するしアクセス津波的な現象が起こりやすい。乱暴に言ってしまえば大手のニュースサイトに取り上げられればいいわけで、こっちの方が発生頻度は高いのではないかと思う。

ニュースサイトに取り上げられたときに波が広がりやすいのはニュースサイトがニュースサイトのネタ元になっているからに他ならない。このことはTumblrのReblogを引き合いに出してちょっとだけ書いた。これは一種の文化といえるものなので、はてブとは一線を画しているとしか言いようがない。
だから単純にアクセス数を手軽に欲しいのなら、ニュースサイトに取り上げられるようなエントリを書くと良い。そのためにはニュースサイトをいろいろと読んでみればいい。なんとなく傾向があるから。そこに迎合しても面白くないからオススメはしないけど。

結論としては、ニュースサイトとhotentryでは最大アクセス数というポテンシャルは大して変わらないが、取り上げられたときの期待値はニュースサイトの方が大きいのだと思う。

これは言ってみれば当然のことで、はてブとニュースサイトは全く違うものなのだ。
ニュースサイトは読者を記事に誘導するための装置なのだ。記事を並べて、さあ今日の記事はこんなのがあるよというスタンス。はてブはクリップの集積であり、皆が面白いといっている記事のリストであって、これを読んだらいいよというメッセージは実に弱い。そのことがタイトルの食いつきの良さとアクセス数の相関に色濃く反映しているのだと思う。見てる側の「大将、今日は何が入ってる?」っていう意識が希薄なのだ。

ここまで言っておいてなんだけど、結局アクセス数を比較したところであんまり意味がない。だってhotentryとニュースサイトはその背景が全く違うものなんだから。