はてなブックマーク(SBM)は倉庫なんじゃないか。

昨日はてなブックマークのお気に入りについて書いた。この話はお気に入りを拡張するGreaseMonkeyスクリプトを知ったことに端を発している。しかし、ちまたでははてなブックマークが愚衆化しているのではないかという議論がなされていて、この一環としてお気に入りを活用してはどうかという話の流れができていたようだ。アンテナは高い方が良いと心から思った。今日はこのことについて考えたい。


新しいこと画期的な概念、難解な議論は、とくに吟味もされずにスルーされて、まとめサイトや実務系tipsのような単なる再生産なのだけど実務での使用に耐える、そんなんばかりが増えていく。
fladdict.net blog: はてぶがドンドン馬鹿になっていくより

バカになっていくというと聞こえが悪いが、要するにみんなすぐに役立つもの、つまりまた見たいけどブラウザのブックマークに入れておくと煩雑になるような情報ははてブに放り込んでしまおうと思っているのではないか。それだっていうとはてブは倉庫なのであって議論の場ではないという感覚が垣間見える。もっといえば直感的に良いと思ったものをページ単位で投票するためのツールだと捉えているのではないだろうか。だからこそ、今のようにちょっと便利な話題やまとめサイト的なコンテンツがユーザたちの指示を受けているのだろう。何故こうなったのかという疑問には単純にはてなブックマークのシステムがそういうものだったとしか言いようがない。

ではニッチな情報を手に入れるためにはどうすればよいのか? 基本的にははてなブックマークではお気に入りの活用って話になると思うので、それについては昨日の話題を読んでいただきたい。


本当はロングテール云々って話も書いちゃおうと思ったけど、それはまた明日にしようと思う。